[29]人が亡くなったとにする手続き
人が亡くなると、びっくりするほど多くの手続きがあります。土地・建物や多くの遺産がある方々はもっと大変でしょうが、うちはそんなことはありません。前述の通り、都営住宅ですし、父の預金額も税金免除の対象額でありました。
それでも、わたしはパニックになりました。兄と手分けして手続きを終わらせましたが、伴侶を失ったばかりの母には到底無理な大仕事でした。
母はずっと兄やわたしの横で、言われるがままに書類に名前を書くということを繰り返していました。
上記の表を、葬儀社からいただき大変たすかりました。
ここに書いてある通りに進めましたが、とにかく重要だったのは一番はじめに年金事務所へ相談日の予約をとること。年金手続きには届出期限が10日以内と余裕がない上、予約が取れるのは1週間後ととにかく忙しいのです。
そして一番最後にすることが銀行への届出です。こちらは家賃や電気・ガス・水道などの引き落とし先が故人の口座になっている場合、すべて変更してからでないと凍結されてややこしくなってしまうようです。
わずかに遺された父の預金を、母が相続するための手続きには、葬儀社から紹介された司法書士の方にお願いしました。こちらは銀行口座ひとつにつき5万円で、口座の数プラス手続き料5万円でした。
[年金手続きで必要な書類]
身分証明のため
●健康保険証
●通帳の現物
●父の年金証書(返却)
●戸籍謄本(夫婦の関係が分かる)
●住民票
●父の除表
●母の所得証明書
●死亡診断書のコピー
●振込先の母の通帳のコピー
(名前、銀行名、番号が分かる)
戸籍謄本に故人が亡くなったことが反映されるまでの日数は、伝えてから1〜2週間後です。