87歳の父、余命1ヶ月と言われてからの奔走

80代の両親と、これからのこと奮闘中!

[27]母の健康を守るには?

自分自身の世話をやめてしまった母。20年前に癌で食道を摘出した母の体重は34kgしかありません。これ以上減ったら命にかかわります。かと言って、仕事を放り出してずっと母の側にいることはできません。ではどうしたら?

試行錯誤で試したことを書いてみます。

 

まずは食事。毎日料理をしていた母は、父が亡くなってから一切台所に立たなくなりました。何も食べたくないというわりに、目の前にお膳を並べるとちゃんと食べるのです。それならば、栄養バランスがとれたお弁当はどうか? 

「食のそよ風」というサービスを見つけました。1食395円のお弁当。いろいろな種類のおかずが10食分、冷凍された状態で宅配されます。若い人には物足りない量ですが、少食な母にはちょうどよさそうです。味もまずまず。母は気に入ってくれました。

shokunosoyokaze.com

 

いつも母が通っている病院で先生に相談しますと、「エンシュア・リキッド」という栄養ドリンクを処方してくれました。味は3種類でバニラ/ストロベリー/コーヒー味です。1缶250ミリリットルで250キロカロリー。かなり甘くて美味しいということはありませんが、コーヒー味は比較的飲みやすいらしく、母は毎日1缶を3回に分けて飲み続けてくれています。

 

それから運動とコミュニケーション。生前父は週に2回デイサービスに通っていました。母にも通わせたいと思い、そのためにはまず「介護認定」を受けなければなりません。地域包括センターでケアマネージャーさんを紹介してもらいました。

 

介護認定を受けると、介護用のベッドが安く借りられます。父がずっと借りていたベッドを、今度は母が引き続き借りられるよう申請します。

 

もうひとつ、お風呂問題。母によく聞いてみると、都営住宅のお風呂が古いタイプのもので使いづらく、浴槽が深いのでちょっと怖いのだそうです。

それについても、介護保険で改修費の補助が受けられると知りました。

 

できることをひとつずつ。

 

なるべく母と一緒に食事を摂る。週3回会いに行く。電話は毎日かける。

ひとりで抱え込まない。介護離職になって共倒れしないように、頼れるものは何でも頼る。母が元気でいてくれないと、自分は幸せになれない。