87歳の父、余命1ヶ月と言われてからの奔走

80代の両親と、これからのこと奮闘中!

[7]父の行き先決定、、、?

実家から徒歩数分のところにIホームというのがあり、今日はそこへ見学に行きました。まだ新しくとてもきれいなところで、面談した担当の女性も感じのよい方です。部屋は現在住んでいる家よりも豪華。余命1ヶ月と診断を受けた父も入居できると言ってくれています。ここに決めようと思いました。決断の最大の理由は、面会ができること。早く父を母に会わせてあげたい。

 

母に「ここに決める?」と聞いてみると、母は施設の説明はほとんど頭に入って来ないらしく、考えることができないようです。父が家にいなくなってから、自分の食事はほとんど作らないし、どんどん弱っていくようで、父より先に逝ってしまわない心配です。

 

申し込み用紙にすべて記入し、印鑑を捺印し施設担当者へ提出しました。ようやく決まった。安堵の気持ちが込み上げてきます。

 

意気揚々と病院へ電話をかけました。父の転居先は介護付有料老人ホームであることを病院へ告げると

「ホームですか? 療養病棟へ転院するのかと思ってましたよ」と言われてしまいました。

 

え?

り、療養病棟って、何ですか?

 

電話口で、わたしは茫然としてしまいました。療養病棟へ転院する選択肢があることを知らなかったからです。それなら教えてくれればいいのに……。

 

わたしは「療養病棟って、たとえばどこでしょうか?」と尋ねると

「T病院とかですかね」とあっさりとした返答。

 

もう、申し込んじゃったのに。。。

 

帰宅してから、療養病棟があるT病院をネットで検索し、代表へ電話しました。

余命1ヶ月の診断を受けた父を入院させたいが、入院したら面会ができるかどうかを尋ねました。返答は、面会は一切禁止であり、入院したら会えるのは危篤状態になったときだけ。そして、現在満床であり入院できるのは3ヶ月先であるとのこと。

 

わたしは少しホッとしました。選択肢はほかにはない。わたしは間違っていない。

大丈夫。。。

 

本当に?