87歳の父、余命1ヶ月と言われてからの奔走

80代の両親と、これからのこと奮闘中!

[5]病院?施設?仲介業者に不信感

午前10時、約束の時間にホスピスインターフォンを押しました。

 

昨日、看護師である友人に電話をし、明日ホスピスの見学に行くのだけれど、こんなことは初めてで、いったいどういうところを見ればいいのかと相談しました。友人は、

「まずは清潔なこと。施設内に入ったときに尿の臭いがしないか、利用者の身なりが整っているか(ちゃんとケアされているか)。よく、見てくれだけ良くても悪い施設があるというが、見てくれを良くするのはとても大変なこと。それだけでもきちんとしているなら上等だ」とアドバイスをくれました。

 

ホスピスに入ると、開設されて一年弱の建物はとてもきれいで、ここならいいかもしれないと思った矢先、施設長さんから開口一番「わざわざお越しいただいて大変申し訳ないのですが、昨晩最後の部屋が埋まって満室になってしまいました」とのことで断られてしまいました。

 

わたしは、せっかく来たのだから、少しでも情報を得ようと、施設長さんにホスピスでなくても、有料老人ホームに入ることは可能なのかどうか尋ねました。

医師が在籍していて、透析などの持病がなく、モルヒネの投与が不要ならホームでも可能かもしれないと教えられました。

 

そこで、実家から徒歩数分の場所に、新しく建設された有料老人ホームに連絡することにしました。

 

父が入院している病院では、一切面会は禁止で、父に全く会えません。このままでは父が可愛そうだし、母が会いに行かれる場所が良いと考えました。

 

ホスピスを紹介してくれた仲介業者のTさんは、本日お休みをとっていると聞いていたので仕方なく自分でその施設へ電話をすると、また別の介護施設仲介業者の担当者が電話に出ました。直接施設へ連絡をすることができない仕組みになっているようです。

 

あと3日以内に父の行き先決めないとならず、心は焦るばかり。そこへTさんから電話が入り、ことの次第を説明してしまったのが運の尽き。

 

ふたつの仲介業者の壮絶なバトルが始まり、ふたりから何度も電話が入り、「うちで予約を取りました」「うちの方が先に予約を取りました」と、全く違う施設に勝手に予約を取り、車で連れて行かれそうになったりと、結局最後に、リミットである日の午前中に、希望していた老人ホームの予約が取れました。

 

今日は、7月7日。七夕です。父と母を早く会わせてあげたいです。。。